アジアは世界に先駆け、古くから優れた陶磁器を生産するなど、陶磁器の歴史において世界に大きな影響を与えてきました。中国の歴代王朝はこれを交易品として輸出し、朝鮮半島や日本、東南アジアの国々、遠くイスラム諸国やヨーロッパにも優れた作品をもたらしました。特に宋から清にかけて焼かれた様々な陶磁器は、日本において茶の湯に取り入れられ、重要な宝物として大切にされています。
当館では、古くは約2000年前に興った中国後漢時代に始まり、唐王朝の三彩、宋時代の青磁など優れた東洋陶磁を収蔵しています。本展覧会では秋水美術館の東洋陶磁コレクションをご紹介するとともに、悠久の歴史の中で培われ発展し、ときには宝物として、ときには人々の生活を彩った実用の器として受け継がれた東洋陶磁の歴史とその魅力をご紹介します。
