展覧会・イベント

松原賢展 自然と時空の環

2022年9月21日(水) ~ 12月18日(日) 3階鑑賞室

松原賢は1948年富山県上市町に生まれ、長く栃木県那須塩原のアトリエで独創的な絵画やオブジェを創り続けている芸術家です。
 彫刻家イサム・ノグチや美術評論家エリーゼ・グリリーも絶賛した日本人画家 井上三綱に若くして師事し、30歳半ばから「音」をテーマに抽象作品を発表。2011年に林屋晴三氏から茶会の床掛けを依頼されて制作した、「水」や「景」の作品は、目には見えない天地の気韻の表現に努めたものです。
 大自然や宇宙の内なる声を写すこれら作品は、2019年ニューヨーク・マンハッタンの目抜き通りに移転した「NY一穂堂」の個展に発表すると、たちまちミネアポリス美術館やフィラデルフィア美術館の収蔵品に入り、サンフランシスコのコレクターや海外の有名ホテルからも引き合が相次いでいます。
 本展では、松原賢の作家活動50年を記念し、作品に秘められた奥深い魅力を、出身地の富山で一堂に会して展示ご紹介します。

作家プロフィール:1973 独立美術(東京都美術館)/1977 第一美術展 第一美術賞(東京都美術館)/1987 上野の森美術館絵画大賞展 特別優秀賞受賞(上野の森美術館)/1990 「次代をになう作家展」(箱根彫刻の森美術館)/1991 「’91富山の美術」(富山県立近代美術館)/1992 個展(新桜町ギャラリー)以後3回/1996 個展(マイルストーン)以後8回/2001 「栃木県美術の二十世紀II 千年の扉」(栃木県立美術館)/2006 「松原 賢展」(エスパス・ベルタン・ポワレギャラリー/パリ・フランス、TKW20ギャラリー/ケルン・ドイツ)/2008 「松原 賢-生々流転」(主催・富山県立近代美術館/富山県)/2016 「A Solo Exhibition of Japanese Painter Ken Matsubara – Distillation -」(Ippodo Gallery New York)/「松原賢展 環・一滴」(ギャラリーNOW)/2019 「松原 賢 -日 月 空 海 図-」(和光ホール)/Ippodo New York 67st こけら落とし「KŪKAI – Sun and Moon -」/2022 「白道 Chaos to the Cosmos」(Ippodo Gallery New York) その他、全国各地で個展、グループ展など多数

作品クレジット

環・一滴(左)
G13/9/2(右上)
藤花(右中)
若松(右下)
日月(下)

展覧会情報

会期・会場 2022年9月21日(水) ~ 12月18日(日) / 3階鑑賞室
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日、火曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
入館料 一般 800(600)円、大学生以下無料 ( )内は20名以上の団体料金
主催 公益財団法人秋水美術館
共催 チューリップテレビ
後援 北日本新聞社
その他 [関連行事]10月16日[日] 14:00~ 松原賢氏によるギャラリートーク *予約不要
[同時開催]五箇伝 -名刀の源流-(2階鑑賞室)
秋水美術館 富山県富山市千石町1-3-6 Tel.076-425-5700 https://www.shusui-museum.jp